河津七滝の7つの滝

下田市から車で30分ほどの距離にある河津は、海や山の自然が美しい地域で、濃いピンク色の花が咲く河津桜の名所としても有名です。そのような河津でおススメの名所には「河津七滝」と呼ばれている7つの滝があります。河津七滝とは河津川の1.5キロメートルほどの流れの間にある7か所の滝を総称したもので、自然環境の保全と活用の目的で指定されている「伊豆半島ジオパーク」のジオサイトでもあり、このエリアでは人気のある観光スポットです。

河津七滝の中でも最も大きなものが「大滝」と呼ばれているもので、高さは約30メートル・幅7メートルあります。伊豆半島では最大級の大きさを誇っていて垂直に立っている玄武岩の壁から流れ落ちる様は迫力があり、雄大な風景を見ることが出来るところです。大滝の上流にあるのが「出合滝」という、高さ約2メートル・幅約2メートルの滝で、ここでは2つの流れが1つに流れ込む様子を見ることができます。さらに上流にあるのが「かに滝」で、高さは約2メートル・幅1メートルあります。河津七滝のなかでは小さなサイズで、ひっそりと流れている様子が趣があるともいうことができるでしょう。「初景滝」は高さ約10メートル・幅約7メートルで、白い流れが印象的です。川端康成の代表作である「伊豆の踊子」をモチーフにした「踊り子と私」というブロンズ像がそばにあり、観光名所となっています。さらにここは「滝祭り」のメイン会場にもなる場所です。「蛇滝」は初景滝の上流にあり、高さ約3メートル・幅約2メートルあります。玄武岩の模様がヘビのウロコのように見えたことからこの名前が付きました。「海老滝」は高さ約5メートル・幅約3メートルで、形が海老の尾に似ていることがこの名前の由来となっています。付近に吊り橋がありその上から眺めることが出来るのが特徴です。最も上流にあるのが「釜滝」で、高さ約22メートル・幅約2メートルという河津七滝の中で2番目に落差の大きな流れです。地獄谷と呼ばれていたこともある、迫力のある流れを見ることができます。

これらの7つはおよそ2万5000年前ごろに、登り尾南火山が噴火した際に溶岩流が流れ込んでできたと考えられていて、海老滝以外では柱状節理を見ることができます。付近には「河津七滝温泉」という温泉街もあり、河津川の風景を目的に観光に訪れた際に近くで宿泊する場所を探す際には観光に便利なのでおススメです。