南伊豆の下田は伊豆の中でもたいへん人気のある観光スポットです。おすすめの見所は、下田から少し奥へと行ったところにある蓮台寺地区。この地には、明治時代に吉田松陰が隠れ住んだ場所が当時のまま残されているので、歴史ファンにはぜひ訪れてほしいところでもあります。この蓮台寺は温泉地としても人気があり、下田温泉と温泉そのものが同じ源泉が使用されているとか。また、蓮台寺は下田の奥座敷という名前でも呼ばれていて、しかも静かな佇まいの地にあるため、下田観光の拠点にするにも最高なのです。昔からの温泉地でもあるため、温泉宿も渋い感じのところが多いのも特徴となっている様子。おススメの宿については、それぞれ好みの部分もあるため下田観光協会に相談してみて紹介してもらうといいかもしれません。
宿泊施設タイプとして、一つは昔ながらの温泉宿タイプがあります。床がタイル張りとなっていて、そこに温泉がかけ流しになっていて、お湯は常に溢れている状態にあります。また、温泉そのものが共同浴場を利用している宿泊施設もあるとか。現代的なサービスを求めるのもいいですが、奥座敷には奥座敷の楽しみ方があるのです。もちろん、のんびりするのが目的ならば、昔ながらの宿泊施設を訪ねてみることをおすすめします。
蓮台寺でのんびりできたなら、下田ではマリンレジャーで現代風に遊んでみるのもいいでしょう。下田近辺で最近流行のマリンレジャーはサップです。サップは、形としてはサーフボードにパドルをつけたようなもの。ボードの上に立ってパドルを漕いで進むのを基本型として、釣竿を持参して沖で釣りを楽しんだり、不安定なボードの上でヨガをして効果を上げるなど、さまざまな楽しみ方があるのも特徴になっているようです。さらには、南伊豆は本格的な釣りの拠点になっているので、早朝から伊豆七島まで遠征して楽しむのもいいでしょう。伊豆七島の神津島や式根島は磯釣りの人気釣り場ながら、気象条件が厳しければ出船を諦めざるを得ません。無理な出船は事故やトラブルのもとにもなるので、くれぐれも用意周到に準備することをおすすめします。
下田観光で外せないものには、この地独自の料理、ご当地料理を味わってみるのもいいかもしれません。まずおすすめなのが、いけんだに味噌と呼ばれる鍋料理。これは、宿泊した宿が独自に出してくれるものです。朝食に取れたてのエビや貝、魚などの海鮮食材かが宿手造りの味噌で煮込んだものなのです。