下田の基本観光情報    

静岡県下田市は伊豆半島の南部に位置し、江戸時代には東・西回り回船の中継地として映画を極めました。

当時流行した唄には「伊豆の下田に長居はおよし、財布が空になる」との歌詞も見受けられるほどです。太平洋に臨む好立地は天然の観光資源を提供し、近隣の海や山の幸なども集まるだけに、思わず財布のひもが緩んでしまう旅人が属首都したのかも、そんな想像をかき立てるエピソードと言えそうです。

現在でも静岡を代表する下田の観光情報について、その周辺も含めて下田への行き方、滞在前に知っておきたい観光客向けの基本のおススメスポットを御紹介します。滞在中の時間をより楽しく、思い出に残るシーンとするのに役立ててください。

まず夏のシーズンに訪れた時は、滞在中にマストで足を運びたいのは「白浜海岸」。視界いっぱいに広がる白い砂浜とエメラルドグリーンの透明度が髙い海に心躍ります。伊豆半島最大の海水浴場で環境省の「日本の水浴場88選」のひとつにノミネートされたほど。白浜神社の鳥居を視界におさめるのも、日本ならではの風情をたたえます。

開国を迫った黒船の船長であったペリー提督が降り立ち、下田は歴史都市の横顔ももっています。ペリーロードはそんな歴史を今に伝える観光スポットのひとつ。約400mの石畳の遊歩道で、道沿いには古民家やモダンな洋館が居並びます。人気のレストランやカフェも軒を連ねており、現在でも注目度の高い観光スポットです。ペリー提督が300名の部下を引き連れて行進したとの故事にちなみ、石碑も建立されているなど往年の日本を代表する港湾都市であったエピソードに思いをはせることができるはずです。

すこし中心エリアからずれますが、周辺には田牛サンドスキー場があります。傾斜30度・距離45mの砂のゲレンデを駆け抜けることができます。砂の上をゲレンドやソリ・ボードなどで一気に駆け抜けるのが醍醐味。夏場など雪が降らない季節でもいつでも異色なスポーツを楽しむことができます。