静岡県の伊豆半島にある下田は白色の美しい砂浜が数多く点在している上に、振り返ると海と近い距離に雄大な山々があり自然を満喫する際に絶好のロケーションです。
しかも、幕末の時代には黒船来航で開国されたといった歴史を持つ町でもあるが故に、美しい景色を楽しみながら歴史にも触れて町を散策する事ができます。
そのような海と山が織りなす美しい景色を一挙に楽しめるとして人気なのが、下田ロープウェイを利用して山に登り山頂から眺める事です。
伊豆急行線の下田駅を降りて駅前からすぐに乗車可能なロープウェイは540mあり、緑豊かな木々を見ながら空中散歩が楽しめます。
ロープウェイに乗車すると4分後に到着するのが寝姿山展望台で、展望台に上ると印象的な寝姿山という名称が付けられた理由がはっきりとわかる風景が広がっています。
寝姿山と名付けられた所以は、展望台から山を見た場合婦人が横になって寝ているように見える事から寝姿山とされ、現在では展望台の名称として愛着を持って呼ばれているためです。
展望台に登った後は山頂から思う存分名前の由来になった山の様子や眼下の街並み、海などを楽しむ事の他に遊歩道やお花を楽しむ事も可能です。
遊歩道はロープウェイと展望台を繋ぐようにして存在しており、自然な状態を大切にしながらも旅行者が美しい色とりどりの花々が見やすいように手入れが行われているので、遊歩道を歩いているだけで視界に鮮やかなピンク色や黄緑色の可愛らしい花々が視界に入ります。
遊歩道の脇に咲いている花々は季節によって咲き誇る花の種類が異なるため、各季節のお花を楽しむべく定期的に訪れる旅行者も少なくありません。
遊歩道を歩いている旅行者が、途中で歩を止めてじっくりと見入るスポットが石割り楠という木というパワースポットです。
石割り楠は名称通り固い石の中間部を割くようにして生えている楠であり、木が固い石をもろともせずに割って力強く成長している様子が印象的で、見ると勇気が湧いてくるとして人気があります。
石割り楠の周囲を1周すると活力が得られたり、難題が解決できるので一周してから先に進む方が多く、願い事ある方はその先にある縁結びの御堂で絵馬に願い事を記す方も多いです。
そして、下田の寝姿山展望台には眼下の下田湾を目にしつつ新鮮な食材を用いた料理が頂けるレストランも営業していて、木をふんだんに使用した店内できのこを潤沢に使用した和風スパゲティなどに舌鼓が打てます。