静岡は南は駿河湾に面し、北部には山地に面するなど海と山に囲まれたお国柄であることから、日本でも有数な海と山の幸である食品が数多くあることで有名なエリアです。日本の最高峰富士山を望む静岡で有名な食品を5つ、御紹介します。

静岡で最も有名な5つの食べ物

緑茶といえば京都宇治地方を思い浮かべる方も多いでしょうが、実は静岡県は全国で栽培されている緑茶の40%を生産していることで有名です。この地域にはお茶の栽培に適した地形と気候がそろっているばかりか、富士山ろくの伏流水など緑茶栽培に格好の生長条件がそろっているのです。生産量の多さだけでなく、高品質な数種類の緑茶も生産されています。静岡県の結衣大井川港は、日本国内でサクラエビを漁獲する唯一のエリアです。いずれの港も日本国内で最深の港湾をようする駿河湾にめんしています。サクラエビは繊細な味わいと舌にまとわりつくような濃厚な甘さが人気で、伝統的に静岡県を代表する海の幸の一つとして知られています。春や秋の旬のシーズンになると、ゆでるのはもちろん」かき揚げや刺身・スープなど色々な調理法で観光客を魅了します。結衣港では、毎年5月3日にサクラエビ祭りを開催しており、日本全国からの観光客で賑わいます。

静岡のローカルフードで有名なのが、静岡おでんです。おでんは日本各地でご当地ならではの調理があることが知られていますが、静岡では醤油大目の濃厚なダシがポイント。牛肉の筋からとっただしをベースに醤油をきかせた色身が濃い見た目が特徴で、見た目ほどの塩辛さを感じることなくコク深い味わいが特徴です。静岡おでんで特徴的なのは、豊富なトッピングといえます。青海苔や魚粉などを振りかけて、さらに味にパンチを加えます。毎年3月には静岡おでん祭りが開催されており、静岡市内で数多くの店舗でローカルフードのおでんを堪能することができます。

静岡は富士山に近いことから水流が豊富で、清潔な伏流水の宝庫です。きれいな水と寒冷な気候を必要とするワサビにとっては格好の生育条件といえます。静岡市の北部に位置する有東大地区は、日本のワサビ栽培の発祥の地として有名です。現在でも日本国内のワサビ生産量の1位をキープしています。新鮮で美味しいワサビを堪能したいなら、有東大地区のほか伊豆半島もおすすめです。修善寺の温泉街では名物のワサビアイスを味わえます。ひきたててならえではの新鮮で甘味すら感じさせる味わいが口のなかに広がります。